プロップデザインが秀逸「うさぎドロップ」

 映画と企画が連動していることもあり、一部終了のところをゴールとせざるを得ぬ制約があった*1割りには、上手く全体が調整されていた。
 概要は知っていても、見終えると「次回を見たい」と渇望させられる、そういうのは、なかなかありません。
 原作にない追加部分での配慮などについては、詳しく解説されている方を見かけたので、ソチラを参照されたし。
 乱暴にまとめると、一話たりとも無駄なことをやってないんですね。
 そこがいい!
 
 主題歌はPUFFYなのだけれど、コチラは映画と企画が連動している恩恵かソニーミュージックらしさがなく、作品内容に沿った歌詞となっていて、独特な歌唱方法と相まり、この時点では2011年で最高の主題歌に仕上がっている。
 
 決して萌え絵ではないのに、りんちゃんのコロコロ変わる表情は可愛い。
 今年の夏開始の番組では、総合して頭ひとつ抜けて素晴らしいと思う次第。
 
 「硬派を気取った」ものばかり作っていたProduction I.Gが、本作の制作と言うのも、なかなか感慨深いものがあるなあ。

*1:つまり、2クールとして、最後までやって欲しかったとの思いが、少しだけある。