2009-01-01から1年間の記事一覧

今年の〆は「大正野球娘。」

前回の投稿で年内の投稿は終了と思っていたのだけれど、非難したまま終わるのも気持ちが悪い気がしたので、もう一つ。 僕が「大正野球娘。」を気に入っているのは、音の使われ方が良い点。 特に音楽は、見ていて主張はしないが、舞台の雰囲気作りに貢献して…

空回りする会話劇「生徒会の一存」

パロディを散りばめた会話劇と言う原作のコンセプトは、引き継いでいる。 だが、残念ながら、脚本がダメ,役者がダメ,演出がダメ、とダメの三拍子が揃い、アニメとしては駄作であると、数話しか見ていないが判断した。 原作をそのまま(でもないが)写した…

「コミックギア」が終了

噂レベルで「年度内持つか、どうか?」と聞いていたのだけれど、それよりも早く決断がなされたようで。 「コミックギア」各連載の分析などは他の人がたくさんやっているので、僕はいきなり総括をしちゃおうw 商業作品としての漫画が世に出るためには、編集…

「宙のまにまに」

天文をベースとした学園ものと、実にアフタヌーン連載の原作らしい、一芸タイプの作品。 天文のシロウトの僕でさえ伺い知れるほど、考証は深くされている。 物語のバランスがとても上手く取れれていて、最終回まで気持ちよく見れた。 制作はスタジオコメット…

平たく書けば麻雀版「バンブーブレード」?「咲-saki-」

スクウェア・エックスで、しかも掲載誌が同じ。 最初は主人公が競技?を部活でする事に積極的でないのだが実は元々非常に強いとか、だんだんチームにとして形になっていくとか、キリがないほど、「咲-saki-」は「バンブーブレード」と構造が似ている。 後か…

「さよなら絶望放送」第117回【千和一夜物語】

大抵の場合ゲストに優しくないSZBHが、先週水曜更新分は、スタッフが皆斎藤千和側に付いてしまい、パーソナリティー側が完全アウェーとなるカオス状態。 「絶望放送」しか知らぬ,神谷浩史や新谷良子を追っている人には異常事態だったようで、ところによって…

「かなめも」は演出に挑戦的な部分もあったけど

最後は「綺麗にまとめちゃいましたね」という糸色望的感想。 中盤、ミュージカル風の演出をするなどのいくつかの試みをしていたので、期待を持たせてくれたんだけれど、残念ながら平凡な感じで終わってしまった。 メインのキャラは個性を出し切っていたと思…

良きエロゲー原作作品「プリンセスラバー!」

非常に個人的な見解だけれど、「○○は人生」的な思想?を持ちつつエロゲーをアニメ化することは、無理だと思っている。 元がエロを求め作られたものなのだから、何を言っても唇寒し、だ。 それなら、いっそのこと、おバカに作っていいハズ。 それは、原作を冒…

変に触って逆効果「狼と香辛料II」

主なスタッフを継続するはしたものの、制作会社をIMAGIN(他で聞いたことがないので、とても小規模な会社なのだろう)から変更することが発表になった際、ネット上で懸念されたことが、本当にと思う。 アニメ版一期の「狼と香辛料」の味が、全部抜け落ちた。…

最高レベルのメカバトルを堪能「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」

僕の予想以上に好評らしいので、早めに「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」を見に行ってきた。 タイトル通り、後半のメカバトルのぶっ飛び具合がもの凄い。 敢えてリアリティーを追求していないマクロスの世界故可能なのだと思うのだけれど、バル…

仕切り直しの「ハヤテのごとく!!」

大方の目には「失敗」と思われた、「ハヤテのごとく!」一期。 制作を安定感に定評があるJ.C.STAFFとし、マイナスの位置からの仕切り直しとなった。 ただ、放映された時期が、運が悪かった。 春クール,夏クールと、例年にない化け物的作品が立て続けにあた…

雑誌を買ってもらえると言うこと

少々上から目線のタイトルになってしまったが、思いつかないので。 刊行される漫画雑誌の種類はとても把握できないほどに増えている*1、のだが、一貫してこのところ大手の雑誌ほど発行部数が減少している、らしい。 数字を出すと、なんかありそうな気がする…

三年目の学園祭

今月発売号にて、学園祭を迎えた「けいおん!」。 軽いネタバレだけれど、もう時間経ったし,この程度なら。 あれ? 学園祭の演奏シーンが、ひとコマもない! アニメ化された際、「まんがタイムきらら」は読んでいるが「けいおん!」はノーマークだったと書…

「フミコの告白」

とても話題になっているので今更感はあるけれど、良い作りの作品がポンとニコニコ動画(とYouTube)に投稿されても、キチンと評価される土壌があるのだなぁ、と感じ入った次第。 実は、僕はこの動画を、門脇舞以さんのブログで知った。 直リン先が、作者のは…

糸色望は、なぜ絶望しなくなったのか?

毎回選んだひとつのテーマをイジっていくのが、「かってに改蔵」後期〜「さよなら絶望先生」(敢えて、前期と言おう)までの久米田康治のスタイル。 「さよなら絶望先生」では、そのテーマにちなんだ世相などの諸々に対し、(作者が斜に構えて)望が「絶望し…

堀江由衣の怪演

スタチャのアイドル声優との立ち位置故、ヒロイン格の出演が多かった堀江由衣が、ひそかに本性を現しつつある‥。 「化物語」キャスト判明の際も書いたが、この人は一癖ある役がハマる。 意識しだしたのは、「ぱにぽにだっしゅ!」の空回り女(上原都)役の時…

サーバー落ちたね、ぱっやりw

11月2日の夜、まだ「つばさキャット」其ノ参の差し込みをしていると公式ブログで目にした時点で当日配信はなくなったと確信*1。 ので、予想通り、翌日午前中ギリギリの配信と相成ったが。 それでは、サーバーが悲鳴をあげるよね。 素直に早くみたい欲求と、 …

もっと早く実現していれば‥「まほろまてぃっく特別編 ただいま◆おかえり」

「カードキャプターさくら」見たさにアナログハイビジョンに手を染め*1、「まほろまてぃっく」見たさにBSデジタル機器を購入した、アニメ系AV機器廃人がいかに多かったことか! 僕も「まほろまてぃっく」の再放送見たさにBSデジタルチューナーを購入したので…

「つばさキャット」其ノ参の配信が11月2日に延期

と前日に告知され、僕は目の前のオモチャを取り上げられた気分だ。 本当の平日に公開されれば、夜間帯にアクセスが集中してサーバーが陥落するといった、楽しいことが起こったかも知れないのにw それに比べて、11月2日配信は面白くない。 飛び石連休の真ん…

後編に違和感が「ひだまりスケッチ×365 特別編」

後編の元ネタが、原作からではない*1のだ。 同じシャフト制作でも、「ひだまりスケッチ」を見るのは久米田康治の層とはコアな度合いが違う、もっと軽い感じがする。 「夜間きよ飛行」*2を、「【懺・】さよなら絶望先生」の最終回に組み込んでも許されるけれ…

ロックが再び夕闇に佇むことはない「ブラック・ラグーン」9巻

三年(単行本で三巻と半分)を費やした、El Baile de la muerte編完結。 手に取った時点で、9巻は過去のブラクラのどれよりも厚いことを実感。 El Baile de la muerte編をこの巻で終える!、強い意志が感じられた。 単行本化に当たり、大幅な加筆修正があっ…

「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」

このダイアリーでは、基本、アニメについては「良かったと思うもの」,「新奇性があると感じたもの」,「残念だったが、もう少し頑張れば‥」という作品を扱うようにしている。 全く作り手に真摯さが感じられないものを、非難することもあるけれど。 で、見切…

二度だけガッカリさせられた「けいおん!」

以前書いたが、僕は原作の四コマ漫画版「けいおん!」に良い印象を持っていない。 なので「マイナス」の位置から見始めたのだけれど、ガールズバンドを軸としたストーリー物風に、素晴らしく再構成されていた。 このような原作改変は、アリだと思う。 原作の…

「涼宮ハルヒの消失」が2010年春に映画化という話

僕の家は、今回の「涼宮ハルヒの憂鬱」を最速で放送したサンテレビの区域内だったのだけれど、今週の最終話は、見始めて五分で三年前に放送されたものと判断してしてしまったため、「特報」をリアルタイムで見れなかったw 「涼宮ハルヒの溜息」が消化試合の…

「化物語」「つばさキャット」其ノ参の配信は、10月28日

詳しくは、「化物語」ホームページ参照。 ええと、つまり、今日はネタがないのだ。 予定では、昨日「けいおん!」を見終えその感想を書き,今週末に終わる「涼宮ハルヒの憂鬱」に関し日曜に言及と繋ぐ予定だったのだが、周囲に翻弄され視聴が予定通り進まな…

さらば少年の日よ「銀河鉄道999」

「?」と思う人が多いと推察するが、当地では休みを挟みつつ,放送日時を変えつつ、約三年かけ「銀河鉄道999」を放送していたのだ。 新作ではないので取り上げるべきではないのかも知れないが、劇場版の印象が強く残っていてTV版を全く記憶していなかったの…

声優の力で、被害を最小限にくい止めた「化物語」

このダイアリーのはじめの方に書いたけれど、新房昭之と言う監督は、作品に使う音や選曲に相当こだわりを持っている方だ。 シャフトの流儀を通すならば、ED曲を何種類か用意し場合に応じて使い分けてくると思う。 そのためにED動画を何通りも造る羽目になっ…

秋の新番組の面子が揃ったところで

期待感をいきなり削ぐようで申し訳ないのだが、イマイチだ。 戦前の評価として、一年を四クールに分割し*1今年最低のメンバー構成か。 「アスラクライン2」など製作する理由が見つからないし(もしや惰性か?),「FAIRY TAIL」はワンピだし,「冬のソナタ」…

オレ様フジテレビの悪い癖が出た「東京マグニチュード8.0」

これまで殊勝に取り組んできたノイタミナ枠で顔をのぞかせることはなかったが、「俺たちってスゲー」的フジテレビ中華思想がこの局には連綿と引き継がれている。 で、このたび「それ」が頭をもたげだしたのが、本作。 滝川クリトリスぢゃない滝川クリステル…

少々技術的な話

本当にテクニカルな話なので、映像機器関連に興味がない人はスルーの方向で。 ちょっと(かなり?)盛り上がっている「化物語」。 アレ、地デジの普及率が5割を超えてなければ(アニオタはそれ以上のハズ)、言い換えればアナログ放送がすごく生きながらえて…