2010-01-01から1年間の記事一覧

「神のみぞ知るセカイ」

真面目っぽい作品ばかり手がけていたマングローブが、この手の漫画原作を手がけること自体、事前の大きな不安だったが、杞憂で済んだとさ。ふう。 エルシィなんかはどうでもよくて、攻略されるヒロインへ仕掛ける主人公の駆け引きの見せ方が好み。 話の枠組…

今度は少々堅かったかも「そらのおとしものf」

角川書店には表面は軟派のように装いつつ、シッカリSFしている漫画が連綿と続いているのだけれど、「そらのおとしもの」もそのひとつと思っていいのだろう。 第一期は「ぱんつを空に飛ばしてしまった」おかげで妙な注目のされ方をして、良くできていたのに、…

「けいおん!」原作の終わり方、そしてアニメ版の終わり方。

とても「今更感」がある内容だが、書いておきながら破棄の対象となっていた投稿案を、埋め草に一つ。 「けいおん!」は、日常系ほのぼの四コマ漫画である。 いや、そんなアタリマエのことを改まって書かれても‥と思う方もおられようが、原作ではこれが徹底し…

【ぐだぐだ】「伝説の勇者の伝説」【ぶった切り】

某巨大掲示板スレタイみたいになったが、まとめるとそんな感じ。 不満あるなら見続けるなよと返されそうだが、ファンタジー系作品のアニメーション化は難しいと知りつつ、以前「聖剣の刀鍛冶」でハードルを上げてきつく当たりすぎた反省もあって、完走をして…

とある青少年健全育成条例II

アッと言ってる間に、可決されてしまった。議論の余地なしか。 前回の投稿は前振り、本番の投稿はもう少し後になると考えていたのだけれど、ちょっと甘かった。 広江礼威先生がtwitterで上手い表現をされていたので、そのまま引用してみる(但し、本投稿の文…

とある青少年健全育成条例

漫画やアニメーションに対し網をかけようとしてるから擦った揉んだするのであって、青少年が障害なく入手できるコンテンツ全てを対象にするのでなければ、条例そのものに意味はないと考える。 つまり、一般紙や文芸誌に掲載されている小説や、テレビで放映さ…

2010年秋クールのニューフェイスな?女性声優は豊作

だなあと思う。 金元寿子(侵略!イカ娘) 作品の出来云々を議論されることが多く,サラッと演じているせいもあるけど、実はイカ娘って難しそうな役だ。 研究しているとは推察するが、それにしても、て感じ。 東山奈央(神のみぞ知るセカイ) これがデビュー…

こんどの「げんしけん」は何処へ行こうとしているのだろう?

再開第一話こそ、僕らの良心斑目でオチをつけてくれたモノの、先月は女の子が深夜寝込んでいる男の子のスカートをめくるという、最先端な話。 「腐女子=珍しい」ではなく、一般化した今だからの内容なんだろうが‥。 あと、僕が書くと変に見えるかも知れない…

一歩前進!「百花繚乱 サムライガールズ」

HJ文庫のアニメ化って、エロイ描写抜きはNGの不文律があるようで、今回もこれを踏襲して来ている。 光さん,影さんに頼るのは芸がないと言うことで、本作では墨汁さんが登用されている。 作品の設定との関係で、この工夫はワザありかと。 某スタジオが得意と…

二兎追うものは‥「ヨスガノソラ」

何ルートかあれば、「アマガミSS」のように上手く行くとこもあると思い我慢して見ていたのだけれど、ルート分岐とエロ描写両方を追いかけた結果、「ヨスガノソラ」は中途半端な感じに出来上がってしまったのだと思う。 エロ描写を突き詰めると、おバカになっ…

もう原作者を超えた「とある科学の超電磁砲」

OVA

既にアニメーションの出来では本編を超えている「とある科学の超電磁砲」、OVAの出来に複雑な思いがする。 科学サイドのキャラクターへの理解では、アニメーションスタッフの方が原作者をも上回っている、そう言う結構な出来映えなのだ。 だから、彼女たちが…

「えむえむっ!」

かなりの数のコンテンツが1クールで消費されてしまう今、多少は「何かと似ている」ことが起こるのも仕方がない。 前回の「おとめ妖怪ざくろ」などは、そうなってしまった例。 なので、どれだけ丁寧に作品の良さを伝えようとするかの熱意は、見る側に微妙に伝…

「おとめ妖怪ざくろ」

「ジャンルは異なる」と書いて良いと思うのだが、これ「サクラ大戦」の雰囲気に似ている印象を受けた。 テレビアニメ版や劇場アニメ版でなく、ゲーム版をプレイした時の感触だ。 それを気にし出すと、そこかしこが似ていて気になり、ちょっと見続けるのは辛…

引きが弱い「心霊探偵八雲」

特に不満を述べるべき点を「心霊探偵八雲」に見つけるのは難しい。 難しいのだが、それで出来た成果物が魅力的かというと、別の話。 オカルト系アニメーションには過去「ゴーストハント」と言うのがあって、こいつの出来が相当良かった。 この系統で真正面か…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(7)

過去の記事を振り返ってみると、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作刊行は半年ぶりだなぁ。 間が空いたので、前巻のあらすじを少し忘れたりしていて。 1〜4巻ではエピソードを小分けしていたが、ここまで続いた自信故か、この巻は一塊の話となっ…

「STAR DRIVER 輝きのタクト」

これは、日曜午後5時にらしい子供向けと解釈した方が良いかな? 探せば、そこかしこに他のアニメーションから借用してきたモノ*1が多くあり、つっこみどころは満載ではある。 しかしながら、その様な過去の歴史に触れていない子供たちにとって、元のネタを知…

少し持ち直した?「ひだまりスケッチ×☆☆☆特別編」

「ひだまりスケッチ×☆☆☆」との比較になるのだけれど、特別編の方が演出がリズミカルになった印象。 なくなりはしなかったけれど、脚本による引き延ばしに不快感がある場面が減っていた。 原作のままオチを並べる場面もあったりと、初期のアニメ版「ひだまり…

欲張りすぎて消化不良「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」

ガイナックス名義では久々のオリジナル作品だからなのか、何もかも思いついたアイデアは出来るだけ詰め込んで来た印象だ。 最近、希釈したようなアニメが多いこともあって、全力注入の心意気には好感は持っている。 ただ、モノには限度があり、これだけ詰め…

スタイリッシュ過ぎる「バクマン。」

サイコーとシュージンのキャストを知った時点で半ばそうなりそうな予感もしたが、アニメ版「バクマン。」は、爽やかすぎる。 僕の知っている「バクマン。」は、ギラギラしたものを最初から持っていて、小畑健のキャラクターデザインよりそちらの方に惹かれた…

合間に小ネタを挟む

前回の投稿にて、9月終了の番組の感想は全部終了。 書いてない作品は、当地の環境では録画不可能だったか,最初から僕に見る気がなかったか,見ても何も書く気が起きなかったかのどれか。 それ以上は、詮索しない方向で、よろしくなのである。 思いの外録画…

紛うことなき名作(迷作)!「世紀末オカルト学院」

B級路線を貫き通した姿勢、もう「やられました」と言わざるを得ない。 ばらまかれる、伏線やそれらしい物の数々。 ラスト三回で、魔法少女物に急展開したかと思いきや、畳みかける解決編の仕掛けも面白かった。 機会あったら見ていただきたいので、ネタバレ…

「会長はメイド様!」

前半は、「共学になったばかりの学校の女子生徒会長」と「メイド喫茶のメイド」のギャップを使い、ドタバタなラブコメディを演出されていた。 「最初の数話だけ一応義理で見て、切る」予定だったのだが、ついつい勢いで最後まで見させられてしまった。。。 …

尿ネタさえなければ?「みつどもえ」

僕は通常三話までは見て、そのアニメを見続けるか否かを決めている。 その流儀のママ通していれば、尿ネタでどん引きして、「みつどもえ」は見切るハズだった。 んが、「これは、ついていけないわ」と某巨大掲示板にてつぶやいたところ、「みつば(高垣彩陽…

前作の絶妙なバランスが崩れた「ストライクウィッチーズ2」

「ストライクウィッチーズ」は、やっぱりウィッチの緩い世界観がメイン。 「ストライクウィッチーズ2」では、軍規とか巨艦大砲主義とかが前面に出て来て、まあ、それはそれで設定考証に合わせたものではあるのだけれど、前作で折角構築したバランスを全部捨…

「GIANT KILLING」には、その気がないのに引き込まれた

「GIANT KILLING」は、プロサッカー版「おおきく振りかぶって」なのだ。 ちょっと乱暴だが、両方とも知っている人なら、言わんとしているところを察していただけると思う。 大阪ガンナーズ戦までを描いているが、最後に「彼」が得点することでストーリーが綺…

「ブラック・ラグーン」#26 Roberta's Blood Trail - An Office Man's Tactics

OVA

前言撤回。 今回こそ、ほとんどの時間を、事象の整理に費やしている。 起承転結の「承」だ。 ので、派手さはなく、価格相応か?と問われると窮するところだが、この回に出てくる挿話は、あとに深く関係してくることとなるから、必要不可欠ではある。 「私の…

改悪するなよ「ソウルイーター リピートショー」

ん、いやぁ、「ソウルイーター」のキモの一つは、派手に回りこみを使った、最初に使われたOPでしょう! 再放送するために、新しいCDのプロモーションと絡めたオトナの事情なんだろうが、作品の顔を作りかえてしまうってのは、アニプレックスの底の浅さを見せ…

ナレーションが主役の試み「オオカミさんと七人の仲間たち」

語り手が全て持っていく手法は、古典の域に達する名作アニメにいくつかあったと記憶しているが、「オオカミさんと七人の仲間たち」でナレーションが目立つ演出をとったワケは、別のところにありそうに思う。 やってみたら、キャラが立たなかったからなのだろ…

終わりよければ、まあまあ良し「けいおん!!」

「当ダイアリーでは「けいおん!!」を支持します」と書いた後、なんと2クールだってことが発覚! 取り返しがつかないかも知れないことを宣言してしまったと後悔するも、時既に遅し、と言った塩梅。 二年分を1クールで駆け抜けた一期と一年分を2クールに引き…

僕の好きな女性声優(2)−小清水亜美さん

(1)の沢城みゆきさん編はコチラ。 「空のまにまに」などのように脇を固める場合でもひと味違うと思わされるけれど、この人の本領が出るのは、主役,ヒロイン級の役となった時。 「スクールランブル」の塚本天満が好例で、役に本人がなり切っているのか,…