俺の妹がこんなに可愛いわけがない(7)

 過去の記事を振り返ってみると、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作刊行は半年ぶりだなぁ。
 間が空いたので、前巻のあらすじを少し忘れたりしていて。
 1〜4巻ではエピソードを小分けしていたが、ここまで続いた自信故か、この巻は一塊の話となっている。
 以下、ネタバレなので改行。

 

 

 

 

 

 おーけー?

 

 6巻の感想(ネタバレ編)には書かなかったけれど、桐乃から京介への先制攻撃?の続きからそのまま始まる。
 水面下のオンナの争いが表面化、全体はその話です。
 結局、桐乃のアプローチは、「女子中学生としては」手練手管を張り巡らせたもののあえなく失敗。
 そこを...が掻っさらい、次の巻へ続くと。
 ただ、その前に...と桐乃と長電話しているから、ふたりで何な画策している可能性もありそう。
 理由は後述しよう。
 
 あれ?と思われる通り、途中コミケという大きなイベントはこなすけれど、多少の突っ込みどころはあるものの、その方面のネタはこのシリーズとしては少なめだ。
 そこをそぎ落とすと、らしくないと思ったりするのだが??
 
 さて。
 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は、京介視点で物語が進められているので、読者全体がミスリードされている気がしてきた。
 桐乃や麻奈実など身近なキャラほど、誤解の根が深いと感じる。
 僕は、この恋愛ルート、ラスボスは麻奈美なんぢゃないかと踏んでいる。
 仮想敵が麻奈美なら、...と桐乃が共闘する理由付けに十分ではないかと。
 この巻では、際だって麻奈美の影が薄かったの、逆に不気味に映ります。。