2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「あの夏で待ってる」

「おねがい」シリーズ*1の血を引く話となると、WOWOWの無料放送にお世話になった身としては、自ずと期待は高まるもの。 でも、これは、ズルイ。 恋の駆け引きで負ける人が、最初からあからさまに見えてるもんなぁ。 一歩引いて、「どこがいい」とか「そうで…

「夏目友人帳 肆」

「夏目友人帳 参」の感想を書いたとき、「自分から前向きに動く夏目に違和感」がある旨を書いたが、「夏目友人帳 肆」ではそのあたりが修正された。 少しだけ受け身に戻った、夏目貴志である。 主人公が成長しないのも困るんだが、キチンとそこの調整もされ…

晩節を汚さず「ゼロの使い魔F」

「灼眼のシャナIII-FINAL-」と同時に、もう一つの釘宮病二大発症源である「ゼロの使い魔」がグランドフィナーレを迎えた。 ここで岩崎良明監督に戻したこともあるかも知れないが、シリーズ四作を通して大きな不出来もなく、綺麗にまとまったと思う。 足かけ6…

ソフトランディングだった「さよなら絶望先生」最終話

(九州の方の?)島に舞台が変わって、ここで通常運転の出だし。 羅列ネタやあざとくキュアピース*1のようなものを登場させるなど、あるあるネタで原点回帰である。 このところ起こった内容のネタバレを防ぎつつ書くとなると厳しいのだが、そこからドタバタ…

過去のアニメ化のツケ全部を払った「灼眼のシャナIII-FINAL-」

これ迄のアニメーション版「灼眼のシャナ」では原作が持つ複雑な設定を回避しつつ、広く受け入れられることに腐心していた。 それは手段としてアリだけれども、締めくくるとなると隠蔽していた設定を一気に引きずり出さざるを得なくなる。それが、本作。 だ…

【シャフトも】「さよなら絶望先生」風浦可符香の正体【グルか?】

当ダイアリーではネタバレしません。 まだ間に合う、300話は週刊少年マガジンを買って読むように! さて、読んだ皆さん、こんにちは。 風浦可符香の正体って、アニメーション版「さよなら絶望先生」のOP*1で、既にキッチリネタバレしていたのだねえ。 やけに…

ひとつのGONZOの集大成「ラストエグザイル-銀翼のファム-」

あちこちから「ガタピシ」という硬質なきしみ音が聞こえてきそうな演出だった「LAST EXILE」から変わり、ほど良くエンターテイメントしていたと思う。 中性的な魅力のファム,芯は強いけれど物静かなジゼルを中心としたことで、視点を大人の世界から切り離し…

完結に向けて加速する「さよなら絶望先生」

残り10回のカウントダウンが始まってから、伏線の回収は始まっていたんだが、いきなり先週がアレ*1で、意表をついて突然終了するかのまさかの流れ。 それが先週ああなって、まだ何かあるんですかー、っての現状。 そこら辺のストーリー漫画顔負けのジェット…