2013-01-01から1年間の記事一覧

「幻影ヲ駆ケル太陽」

タロットカードをモチーフにしているのだが、これを知らないとわからない描写も多く、僕には理解できない箇所が多い。 全てを説明していく「親切設計」をとると、テンポが悪くなるだろうから、そこは惹かれた層だけがターゲットになる割り切りだろう。 この…

B級臭がハンパない「ファンタジスタドール」

それも、悪い方のB級。 見せ場を作っているハズなのに、それが須く平板に見えてしまうって、相当に珍しい。つまり、ひどい。 展開は、素直に王道なのに、それに思い入れ出来ない、不・思・議! メディアミックス展開を考慮に入れているおかげで、随所に出て…

「サーバント×サービス」

「基本的に、人はみんな変なところがある」のを引きずり出し、微妙な行き違いをコミカルに描くのが、高津カリノさんの作風。 残念ながら、「サーバント×サービス」は、その持ち味を引き出せていないのだ。 間合いが悪いこともさることながら、メインキャラ間…

作り方が「アレ」に似ている「恋愛ラボ」

と思ったら、監督まで一緒ですわ「ゆるゆり」と。 原作のテーマが違うから子細は異なるも、味付けは「ゆるゆり」なんである。 アニプレックスが「ゆるゆり」的なものが欲しくて、「ゆるゆり」の太田雅彦監督にそのまま依頼しちゃった。それが「恋愛ラボ」だ…

胃が受け付けません「Free!」

登場する男子の服を、引っ剥がすために作られている、それが「Free!」だ。 清々しいほどの割り切り具合で、それが受けたのだから、アリなのだろう。 今時、逆に女子の服を毎週引っ剥がすようなアニメーションがあったら、JAROに訴えられそうだけれど。セクハ…

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」

比企谷くんほどのスペックは誇っていなかったが、似たように腐った青春時代を送った者として、強く共感した一作。 制作される方が鬱屈した青春を送ってなければ、ここまで地についた比企谷八幡のゲスっぷりなどは、上手く描けなかったのではないだろうか? …

「ちはやふる2」

一期からシリーズ構成が変わったため少々不安はあったのだが、そんなものは吹き飛ばしてしまうくらいの快作。 益々、二期になって作品作りの熱量が増している、そんな印象を受けた。 前と同じレベルで作っていても、見る側に「慣れ」ができてレベルダウンし…

最後のひと稼ぎ「ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編」

タイトルが冷たい書き方になったが、作る側,演じる側は、精一杯のことをやってると思う。もう十分。 ただ、原作が「ひだまりスケッチ×ハニカム」放映のあと実質隔月掲載とスローペースになっており、ストックないこと明らか。 重要なポイントとなる箇所では…

「波打際のむろみさん」

テンポが良くて、気持ちよく笑える、ギャグアニメだった。 少しずつお下劣なネタを加えていくさじ加減も、良かったのではないかなあ。 最初からだと、それはそれで、引いて見てしまうことになっただろうけれど。 むろみさんたちを、博多弁ネイティヴな声優さ…

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」

麻奈実に関する描写が大幅にカットされている点が、残念である。 原作では語り部である京介の思い込みによるミスリードもあったから、そこを絵で見せられると「実は、客観的に正しいことを視聴者に見えてしまう」ため、不用となった部分があったのは認める*1…

ギャップの演出の妙「はたらく魔王さま」

魔王(エンテ・イスラ)側と地球側のギャップ,魔王たちの地球での生活ぶりなど、微妙な「世界観の中での常識」とのズレを楽しませるところが、本作の真骨頂。 「SHUFFLE!」などの細田直人氏が監督,「ケロロ軍曹」などの横谷昌宏氏がシリーズ構成を担当。 …

分割2クールにする必要性を感じない「革命機ヴァルヴレイヴ」

1クール目を視聴し終えたところでこれを書いているのだけれど、既に、僕はそう思っている。 抑も、サンライズほどの大スタジオが、1クールで息切れするはずがない。 逆に、通して放送した方がスピード感がでたと思うし、アキラがヴァルヴレイヴに乗ったとこ…

これがホントの日常系?「ゆゆ式」

いや、ちょっとは違うのだろうけれど、自分たちも高校生時代には、「ゆゆ式」のような実にクダラナイ言葉遊びをしていたよね。 思い起こして、こそばゆかった。 数多、日常系アニメと言われるモノは作られているのだけれど、そのほとんどが萌えアニメだ。 テ…

「せっかち伯爵と時間どろぼう」

ああ、二話目にして、久米田康治流小ネタの羅列になってしまふのね。 ちくび券を発券したモノの残念乳首だったり*1、真心ちゃんのパンチラが木村カエレ並の残念パンチラだったり、あらゆるサービスが残念である。 本当に、残念。 ※この文章には、本音で書か…

名アニメ監督への正しい道のり(ステップ)などない

宮崎駿監督がそうだったからってだけでなく、原画→演出→監督と階段を上るのが一般的なようだけれど、このステップを踏んだら名監督いや少なくともよい監督になるとは限らない。 特に「これ」とは、名指しで例を挙げることはしないけれど、むしろ、全体のコン…

宮崎駿監督の引退に寄せて

遅きに逸した感はあるけれど、テレビアニメの感想が遅れている分だけ詰めて書いていたということで、ご容赦願いたい。 これまで一切触れていないように、最近の宮崎アニメを、僕は評価してない。 軽妙洒脱な宮崎節から大艦巨砲主義に変節していった時点で、…

素晴らしき哉、小倉唯の棒読み「変態王子と笑わない猫。」

カントク絵が動くことを楽しみにしていたので、その部分は100%以上の出来上がりを堪能した。 流石、最初にのいぢ絵を動かした、J.C.STAFFである。万歳。 褒められるのは、これだけ。 感情の起伏がないキャラクター設定なら、棒読みの小倉唯を起用しても差し…

「アラタカンガタリ〜革神語〜」

...いや、これはよろしくない。 週刊少年サンデーは、今期三作アニメーション化しているが、これはもの凄く無駄なタマの撃たれ方をした印象。 韓流ドラマのような臭い演出,画面構成力のなさが、鼻につく。 テンポも悪いので、引き込まれるところが一点もな…

映像化すると、「フォトカノ」は実に変わり映えしない

「キミキス」,「アマガミ」に続く、エンターブレインのコンシューマー向けギャルゲーのアニメーション化である。 ゲーム版「フォトカノ」のキモは、写真撮影モードにある。 ここが前二作との大きな相違点で、「フォトカノ」が成立している由縁である。 これ…

アチラが立てば,コチラが立たず「ムシブギョー」

荒唐無稽な設定とキャラクターデザインからは、少年漫画の香りが*1する。 その辺は夕方の放送で納得なのだが、彼らの行動原理は深夜アニメのそれであり、抑えてはいるんだろうこれど、描写は、かなりキツめであったりする。 この線引きが、実にビミョーなの…

「ぼくは王さま」を見るには、年をとりすぎた

チョーさんも,新井里美さんも、素晴らしい仕事をされていると思うのですよ。 それは、キチンと書いておかなければいけないかと。 ただ、汚れた僕には、この作品は遅すぎましたw すいません。 謝りつつ、途中で視聴終了。

「団地ともお」の3DCGはやり過ぎ

じゃない? 「団地ともお」の世界観で、場面転換が「CGでぐりぐり動く」ことなんて期待している人、少ないと思うのですよ。 ともお達も100%3DCGで作られているようで、不気味の谷が存在する。 あの頭身で妙になめらかに動かれるだけで、違和感があったりする…

直撃されてないから、面白さがわかりませんw「DD北斗の拳」

これ、「北斗の拳」に直撃されていないと、ネタがわからないでしょ? 少なくとも、僕はわかりません。 だから笑えない。 これは、スパッと視聴中止。

極めつけのファン向けアニメ「ハヤテのごとく! Cuties」

アニメーション化を重ねる毎に、「ハヤテのごとく!」は内容が先鋭化してきていて、一見さんには取っつきにくくなった。 もう、漫画で完全フォローしている人しか、ついて行けないのでは? 「見てもらう層はそれでいい」と割り切っているなら、構わないけれ…

当地での放送枠が悪かっただけ「翠星のガルガンティア」

最初からストーリーにグイグイ引き込まれる。 とてもそつがないと思った。 どんどん新しいキャラクターが出てくるものの、きちんと描き分けられているので、全てスムースに頭に入ってくる。 ヒロインも可愛いよねえ。 ロボット系アニメーションが多いと言わ…

意図はわかるが...「惡の華」

その内容から、ロトスコープを採用したのは理解はできます。 でも、そのために、映像のアングルが低予算な実写ドラマと変わらない程度に制約されてしまっていては、アニメーションにする意義がないでしょう。 ロトスコープの部分にリソースを割かれているた…

富士見書房枠としては「デート・ア・ライブ」は

頑張ってはいると思うのですよ。 AIC PLUS+は作画に気合い入ってるし、劇伴は日本コロムビアとFlyingDogの二枚看板。 悪かろうハズがありません。 井上麻里奈さんの「デレ」も、とても良い感じ。 ちょっと、「僕は友達が少ない」に通じたところがあるのは、…

酷すぎる「絶対防衛レヴィアタン」

ゆるゆるなんだけれど、「探偵オペラミルキィホームズ」シリーズのような計算されたものではない。投げっぱなし。 投げっぱなしでも、「ギャラクシーエンジェル」のような、秀逸なオチがついているのでもない(同じゲーム出自だけれど)。 劇中の作画は、シ…

駒は揃っているのに「DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION」

は、案外微妙。 作られ方が女性向けになっている分、僕に合わなかったのだろう。 各キャラクターの台詞回しにそのような影を感じたり,漫画連載が「月刊Gファンタジー」であったり、そんな跡は見て取れた。 もともと「月刊Gファンタジー」は女性向けではなか…

「カーニヴァル」

「GRANRODEOがOPかEDを担当するアニメーションは、駄作と思へ」。 この教訓が、そのまま適用されました。以上。 台詞回しなどから慮るに、女性向けに作っているのでしょう。 原作が女性向けでも、声の当て方次第で中庸に修正はできるのだけれど、その努力が…