映像化すると、「フォトカノ」は実に変わり映えしない

 「キミキス」,「アマガミ」に続く、エンターブレインのコンシューマー向けギャルゲーのアニメーション化である。
 
 ゲーム版「フォトカノ」のキモは、写真撮影モードにある。
 ここが前二作との大きな相違点で、「フォトカノ」が成立している由縁である。
 
 これをひねりなくアニメーション化すると、「キミキス」,「アマガミ」と比べ何ら特徴のない平板な仕上がりなモノになってしまうのだ。
 写真撮影モードを、視聴者が操作できるのではないですから。
 良くも悪くも、ヒロインの設定がこのシリーズの流れそのままで、新鮮味がないところも、僕にとっては大きくマイナス。
 キャラクターデザインも、もう少し可愛さが欲しかったところである。
 
 でも、これは、企画を作った時点で、ある程度想定されたことだと思うので、GOサインを出した人の問題。
 アニメーション版スタッフを責めるのは酷でしょう。そこは不問。
 
 でも、途中で視聴は終了である。
 合掌。