2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

思いのほかの完成度「僕は友達が少ない」

原作の内容は全く知らなかったので、先入観なしで見た感想である。 「思いのほか」となる理由は、OP曲にある(あと、ED曲も)。 あれは、酷いよなぁ。本作、唯一としていいほどの汚点であろう。 マイナスから入ったので、当然、本編の出来に目から鱗。 評判…

思い切り娯楽に振った「ベン・トー」

の作り方は、ひとつの解だと思う。 板垣伸監督に振った時点で、派手なアクションシーンの期待はできた。 弁当作画監督やスーパー毎に異なるBGMなど、随所に拘りもあった。 アツく,それでいていい意味で軽い「ベン・トー」だから、これらの詰めと全体の練り…

「Fate/Zero」は「Fate/stay night」を切り捨てても良かったかも

「Fate/Zero」のクオリティーは、2011年随一と思うのだ。 戦闘シーンの出来映え,梶浦由記の音楽、共に素晴らしい。 議論があったシナリオのウエイトの配分も、僕は異論はないのだ。 セイバーに見せ場がないのも、足かせをはめられる運命なので仕方ない。 数…

元と別物だが...「真剣で私に恋しなさい!!」

コンセプトは明快に引き継ぎ、エロゲー原作ながらエロ無しでまとめ切った。 引きつける力がストーリーにあり、笑わせるツボも心得ている*1。 そんなことから、「なかなか良かった」んぢゃないかと思う。 この手のものにありがちな、動きが今ひとつ*2となるこ…

「マケン姫っ!」

骨となる設定は、「アリ」だと思ったのですよ... 作風を反映させると、多少はぱんつを見せなければならないんだろうが、「マケン姫っ!」はやりすぎです。 原作のあるコマがパンチラしていたら、それを何も考えずに動画に書きおこすと他のキャラクターも皆す…

答えは闇の中へ「廻るピングドラム」

深夜時間帯のアニメーションには過去にそのような例は数えきれぬほどあるんで、全く責める気はない。 また、解釈について云々するのも主旨と異なるので、避けておく。 「廻るピングドラム」は、インフォグラフィックスが多用されている。 この技法が採用され…

シャフトは尽くした!「「さよなら絶望先生」Blu-ray BOX化記念 全巻購入者特典用「完全新作話オリジナルBlu-ray DISC」」

OVA

Blu-ray BOX全巻購入特典,送料・手数料*1だけちょうだいね、って断り書きと相反し、かかっている熱量は相当なものだった。 何せ、「さよなら絶望先生」史上、三本の指に入るほどよく動く。 Aパート『殺人現場に絶望が落ちていた』 俗の『黒い十二人の絶望少…

上質なラブストーリーに深化「ましろ色シンフォニー」

いきなりネタバレするが、みう先輩一択のルートに絞っているんである*1。 これが奏功してストーリーはシンプル、その分ヒロインたちの微妙な感情描写が随所に織り込まれ、丁寧に作られている印象を持たてくせる。 キャラクターデザインは、おジャ魔女どれみ…

オリジナルアニメーションの時代と言う名のステマ

今期放送中のものにも、二期や三期,はたまた四期や最初に翻って仕切り直しのものまで、過去にアニメーション化されたコンテンツが、積極的に活用されているのが現状。 つまり、放送枠に対し、映像化に耐える原作が圧倒的に枯渇しているのだ。 そこで、叫ば…