2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

本編のテイストを夢見ると、怪我をする「ソウルイーターノット!」

あの「ソウルイーター」が、一回の萌えアニメに身を落としてこうなった。 マカ=アルバーンをはじめとする本編の魅力は、登場人物の目つきや,何かしでかしそうないい意味での「悪さ」だった。 モエモエの画風,毒気を抜かれたキャラクターの所作に変更され…

止め絵が酷い「風雲維新ダイ☆ショーグン」

発売された頃のPCエンジンのような、止め絵+口パクにゲンナリした。 臨場感を出すためか、カメラがぶれるような演出を取り入れていて、画面が終始細かく振動するんだが、こいつが視聴していて存外に疲れを誘う。 それにしても、頭髪さえも全く動かさないと…

「ブラック・ブレット」

序盤だけ見る限り作画は安定しており、とりわけ女の子のキャラクターの可愛さはあったりするのだけれど、それ以外は引っかかるところがありません... シリーズ構成は浦畑達彦氏なので、腕は確かなハズなのに... ならば、原作そのものがアレなのだろう(未読…

全てが雑な「神々の悪戯」

所謂「乙女ゲー」をその出自としていて、ゲームのファン層や声優フェチ向けに作られたのだと推察する。 それにしても、この手のモノは相変わらず人気男性声優の「声を聴かせる」ことだけに腐心していて、完成度の高さを追求していないのが気になる。 キャラ…

「僕らはみんな河合荘」の構造が嫌いだ

アニメーションとしてどうかはホントウに関係なく、手垢がついた「僕らはみんな河合荘」の世界観の構造が嫌いだ。 るーみっくわーるどのように、女性が変に強い点が嫌いだ。 るーみっくわーるど全盛期は、男尊女卑が残っていた頃。 時代背景を踏まえてのアレ…

良作続きの日テレの一翼を担った「宇宙兄弟」

「ちはやふる」,「HUNTER×HUNTER」などと並ぶ、日本テレビ系良作群に属するアニメーション放映が終了。 キャスティングなどに「時期」を感じさせるところはあったが、素直にA-1 Picturesにしてはよい意味で普通にアニメーション化できたなと思う。 二年にわ…

手堅かく丁寧な作りに好感「ログ・ホライズン」

橙乃ままれ原作のアニメーション化では、「まおゆう魔王勇者」が先例にあるが、これは思い入れがある部分がある一方で手荒な処理をされているところ散見され、視聴していて辛いモノがあった。 似た文脈で物語が構成される本作だが、こちらは客観的に各エピソ…

ハイパーインフレ劇場「咲-Saki- 全国編」

もとより「咲-Saki-」シリーズは、トンデモ麻雀を展開する「ぎゅわんぶらあ自己中心派」の亜流ではある。 あるんだが、過去のテレビアニメーション版に限っては、現実とトンデモの狭間を絶妙にかいくぐっている、そんなさじ加減の妙があった。 そこが、これ…

終盤を省いていればなお良し「サムライフラメンコ」

マングローブのオリジナルらしく、実験的な作品。 だが、走りすぎることもなく、抑制がきいてた上手いバランス作られていた。 そこが、本作を見終えることが出来た最大の魅力だろう。 珍しく、大森貴弘監督,シリーズ構成倉田英之氏と、手練れた方をメインに…

揺るぎない安定感「銀の匙 Silver Spoon」

フジテレビ系の番組は、真摯なものが少ないと思っているが、本作は別。 前期に引き続き、シリアス且つコミカルに「北海道酪農の今」を描ききった。 当ダイアリーでは、原作開始時に注目していたとおり、「鋼の錬金術師」連載終了後に賭ける荒川弘の渾身の一…