全てが雑な「神々の悪戯」

 所謂「乙女ゲー」をその出自としていて、ゲームのファン層や声優フェチ向けに作られたのだと推察する。
 
 それにしても、この手のモノは相変わらず人気男性声優の「声を聴かせる」ことだけに腐心していて、完成度の高さを追求していないのが気になる。
 キャラクターの初登場時は後に花咲かせていればいいやとか,OPやEDは登場する人気声優に歌わせるけれどその質は適当でいいやとか、そんなところが目立つのだ。
 そもそも、DVDやBlu-ray一巻の「連動購入特典応募券」で売り上げ枚数をつり上げようとする施策からして、志が低いのである。
 
 今どき、エロゲーを原作に持つアニメーションだって、その出来映えをあげようと工夫が凝らされているモノが見られる中、あまりにお客さんを馬鹿にしているとしかもう申しようがない。
 
 木谷高明氏が抜けたあとのブロッコリーって、こんなになっちゃったんだね。
 ブレインズ・ベースは、こんなのの製作を受けてしまう会社だとは知っていたけれど。
 
 つまり、視聴中止なのである。合掌。