「波打際のむろみさん」

 テンポが良くて、気持ちよく笑える、ギャグアニメだった。
 少しずつお下劣なネタを加えていくさじ加減も、良かったのではないかなあ。
 最初からだと、それはそれで、引いて見てしまうことになっただろうけれど。
 むろみさんたちを、博多弁ネイティヴな声優さんで固めたことは、テンポ良く見せるカギのひとつにはなっていたと思う。
 
 強く推せる作品です。
 
 流行りのキャラクターデザインではないし,内容もそうだったのだけれど、コレをアニメーション化してくるスターチャイルドの懐の深さには、感服する。
 ビジネスとしては外してしまう確率が高そうなところを敢えて狙ってくるあたり、本当に大丈夫なのかと心配してしまう。
 1クールに30本近く放送される深夜アニメの中では、「むろみさん」が作られることで、バランスは取れるのだろうけれど。。。
 
 そんなにリスクを取ってくれるのなら、「さよなら絶望先生」の死期を実現してくれませんかね?