「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」

　麻奈実に関する描写が大幅にカットされている点が、残念である。
　原作では語り部である京介の思い込みによるミスリードもあったから、そこを絵で見せられると「実は、客観的に正しいことを視聴者に見えてしまう」ため、不用となった部分があったのは認める*1。
　でも、麻奈実が髪型を変えてきたあたりは、そのまま残して良かったのではないか？あそこは、戦闘意欲満々の表現だと思うし。
　そう考えると、「実妹エンド」へ突進するためとは言え、邪険に扱われすぎで、麻奈実に不憫ささえ漂うのである。
　それ以外の脚本・演出「には」満足しています。
　
　竹達彩奈さんとか花澤香菜さんは、一期のアニメーション化が決定した時点で勢いがあった女性声優。
　だから、キャスティングされたと思うのだけれど、ドラマCD版で既に指摘していたとおり、このふたりはあっていないと思う。
　さらに鞭打つと、前回から「まるで成長していない」んである。
　二期で一番話が転がっている感があったのは、京介の引っ越しパーティーで田村ゆかりさんや生天目仁美さんが、丁々発止やり合ったところでしょう！
　つまり、先述のふたりを、もっと合う方ににしていたら、より上の世界を見ることが出来たコンテンツだったのに、と思う次第。MOTTAINAI。

*1:田村家での、お泊まりの部分とか。