「ちはやふる2」

 一期からシリーズ構成が変わったため少々不安はあったのだが、そんなものは吹き飛ばしてしまうくらいの快作。
 益々、二期になって作品作りの熱量が増している、そんな印象を受けた。
 前と同じレベルで作っていても、見る側に「慣れ」ができてレベルダウンした感じになってしまうものなので、これは相当頑張って作られてると推察します。
 
 例を挙げるととりとめなくなってしまうので個々の例には触れないが、2013年のアニメーションベストシーンを選ぶとすれば、かなりの数が「ちはやふる2」からのものになる。
 それくらい、抜きんでていた。
 
 キャストの皆さんの力の入り方もハンパでない感じが伝わってきて、その辺は「ジョジョの奇妙な冒険」以上ではないかと。
 ただ、二期から参加している声優さんのうち、何人かその域に達していない人がいて、そこは残念だ。
 むしろ、名前を聞いたことがなくてもシッカリ演じられる方を持って来た方が、この作品の色に合っていたのではないだろうか?
 
 原作のストック量から鑑みて、「ちはやふる3」は遠いでしょう。
 でも、最後まで映像化して欲しいものです。