「けいおん!」原作の終わり方、そしてアニメ版の終わり方。

 とても「今更感」がある内容だが、書いておきながら破棄の対象となっていた投稿案を、埋め草に一つ。
 
 「けいおん!」は、日常系ほのぼの四コマ漫画である。
 
 いや、そんなアタリマエのことを改まって書かれても‥と思う方もおられようが、原作ではこれが徹底している。
 メインの五人が軽音楽部でバンドをやってる設定だが、演奏シーンはほとんど描かれていない*1
 
 で。
 とっておきの演奏シーンは、卒業する唯たちが梓のために贈る場面に。
 かきふらい先生、こういう終わり方を想定して描いてたのかと納得すると共に、ちょっとだけ上手いなぁと思った(ちょっとだけね)。
 
 アニメーション版の方は商売の関係もあってか、楽曲演奏のオンパレード。
 それも盛り上がるモノはあったけれど、上記の理由で〆は原作の勝ちかと。
 後々見直した時、京アニ版「けいおん!」とは何だったのかと考えたら、今ひとつ締まらない終わり方だったと言うことになるのではないかな?

*1:演奏をしたことをほのめかす描写は、そこかしこにあるのだが。