とある青少年健全育成条例II

 アッと言ってる間に、可決されてしまった。議論の余地なしか。
 前回の投稿は前振り、本番の投稿はもう少し後になると考えていたのだけれど、ちょっと甘かった。
 広江礼威先生がtwitterで上手い表現をされていたので、そのまま引用してみる(但し、本投稿の文責は当ダイアリーにあります。念のため)。
 
 「でも覚えておいて欲しい。彼らは賢い。人を望む方に向かせやり方を熟知し、その為の努力を厭わない。彼らは皆が慣れた頃に言う。「全然足りない。社会が良くならない、まだ必要だ、もっと必要だ」。再びこれを繰り返す。そして、「運のいい奴」を「恭順的な奴」に変えていく。」
 
 役人たちは本条例をもって「業界の自主規制」なるものを提案し、なんちゃらアニメーション協会とか,なんちゃら漫画協会を設立させることを促すだろう。
 そこへ、役人たちが持ち回りで天下る構図が出来上がる。
 彼らの高額な給与は、当然、協会加入社が負担することになる。
 回り回って、この金は、僕たち買う側へ上乗せされるか,作品を作る側の報酬が削られることによって捻出される。
 
 平たく書くと、利権が生まれ、むしり取られるのだ。
 
 前の投稿で、「何故他のメディアに拡張して議論しない?」と書いたが、これらは既に役人の利権が発生している。
 だだ、それだけの違いだろう。