今年の〆は「大正野球娘。」

 前回の投稿で年内の投稿は終了と思っていたのだけれど、非難したまま終わるのも気持ちが悪い気がしたので、もう一つ。
 
 僕が「大正野球娘。」を気に入っているのは、音の使われ方が良い点。
 特に音楽は、見ていて主張はしないが、舞台の雰囲気作りに貢献している。
 これらの曲を他の場所でポンと聞かされても、「大正野球娘。」のそれとはたぶん気づかないと思うけれど、それで良いのだ。
 そして、声優陣も、皆、違和感なく、それに溶け込み「会話をしている」感がある。
 だから、物語の進行に、キチンと集中できるのだ。
 これが出来ていないと、「生徒会の一存」のように残念なことになる。
 
 ストーリーの方は、原作からの多くの変更が物議となったみたいだけれど、映像化前提の変更として上手くやったと、僕は思う。
 原作原理主義を唱えるのならば、本を読むだけでいいのだ。
 
 動画などは、他と比較すれば上等な部類だと思うけれど、J.C.STAFF制作なのでこの水準は当然。
 ここでは敢えて褒めないw
 
 普通に良作。
 まだ、HDDに溜めたままにしている人は、正月に消化するのも良いと思うよ。