「宙のまにまに」

 天文をベースとした学園ものと、実にアフタヌーン連載の原作らしい、一芸タイプの作品。
 天文のシロウトの僕でさえ伺い知れるほど、考証は深くされている。
 物語のバランスがとても上手く取れれていて、最終回まで気持ちよく見れた。
 
 制作はスタジオコメット
 以前「スクールランブル」を手がけたことがあり(監督も同じ高松信司)、学園ものの扱いの上手さは、なるほどと思う部分がある。
 脇役の押さえに小清水亜美沢城みゆきと、安定感ある配役。
 
 十人聞いても、ほとんどが「宙のまにまに」を嫌いとは言い切らないだろう。
 それでも、ソフトの売り上げがままならないのは‥、化け物な物語に夏クールは話題をさらわれすぎたからではないだろうか?
 また書くが、アニメ化のタイミングで損をした作品のひとつかな。