とても素直な作り「ラブライブ!」

 スクールアイドルを目指すまでの流れなど、導入が丁寧で,無理がない。
 それは、多少は手垢がついたところもあるが、きちんと演出されているので、向き合って見れるモノになっているのだ。
 その辺は、飛び道具に頼った「AKB0048」シリーズとは対極にあるのだが、コチラの方が感情移入しやすい。
 サンライズの、作り込みの上手さが出ているかと。
 
 ステージは、CGを使いつつもメンバー間で同じ振りにしてなかったり、手抜きを極力抑えている点が、より現実的にみえる分、好感が持てる。
 これも、「AKB0048」より優れている点だ。
 残念なのは、時間が足らなかったためか、CGに十分な演算処理時間を与えておらず、振りがカクカクする部分があったこと。
 凝った分だけ、負荷がかかっているのはわかるのだが...
 
 普通ならば、十分見続ける作品になるのだが、これがMANPAの枠なのだ。
 このあとに始まる本命候補「ちはやふる2」と継続の「HUNTER×HUNTER」を見る前提だと、ここにも書いた「MANPAの枠はひとつのEPG上まとめてひとつの番組になってる」問題の影響で、ハンドリングが厄介になる。
 「ラブライブ!」を優先し「ちはやふる2」を削る案はあり得ないので、後ろ髪を引かれる思いながら、視聴打ち切りだ。
 
 関西で放送するなら、読売テレビMANPAよりいい枠ありますよ、マジで。