「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」

 は、「Fate」の世界観でやるべきものだったのか、疑問がある。
 「Fate/stay night」を識る者としては、原作との齟齬を感じるし...
 難しいかも知れないが、TYPE-MOONとして新たなシリーズを立ち上げるべきであったのではとも、思ったりする。
 
 アニメーションとしての難点は、「Fate/Zero」の時にも指摘したとおり、キャスティングがアニメーション版「Fate/stay night」を引き継いでしまっていること。
 一貫性を保ちたいのは、わからなくもない。
 でも、イリア=門脇舞以さんをメインに持ってくると、据わりが悪いのだ。
 例えば、「ぱにぽにだっしゅ!」で一回ボヘイミ回をやる程度なら、持つんだろうが、ずっとメインは厳しい。そういう感じ。
 演者の巧拙ではなくて、バランスの話である。
 
 そんな不安定感を感じつつ、視聴は途中で中止する。
 
 あ、いかにもSILVER LINK.的なキャラクターデザインは良かった。
 そこは、ufotableの「Fate/Zero」より勝っていたと言えるでしょう!