「中二病でも恋がしたい!戀」
「作るのを頑張った」ことは認めるし、破綻があったのではないんだが、一期からさらに映像作品としてバランスが崩れていた。
親和性があると言いがたい「中二病」と「恋」がテーマの本作、タイトルに「恋」が二度出てくるように、ストーリーの軸足をヒロインたちの恋愛模様に移してきた。
一方で、京都アニメーションが持つ一定以上の作画クオリティーで「中二病」描写も頑張っている。
そこがライトノベルとしては「あり」であも、ちょっとキビシイところなのだ。
デフォルメとか、何か緩衝材となるものを挟むなど、演出上に工夫が欲しかったところである。
あらゆる面で緩急を作ることが少ない製作会社だから、難しいのかも知れないが。
だが、一方でこのクールでは「見て良かった」とは思えるモノなのも確か。
そこは断言できる分、きつく書いてみた。