「一週間フレンズ。」

 「ef - a tale of memories.」に似ているって噂があったが、素材は一緒でも味付けが全然違うと思う。
 これはこれでいいだろう。
 ロードレースが題材の「弱虫ペダル」と「Over Drive」、この2作品がが似ているとは、誰も言わんでしょう。
 
 絶妙なさじ加減で描写されているふわふわとした世界が心地よく、意外にはまってしまった。
 ただ、九条くんがやってきたところで、それまで雰囲気にそぐわなくなってしまったところが惜しい。
 
 締めるにあたり、盛り上がりを作りたい意図はわかる。
 だが、そのために全体の雰囲気を壊してしまったのは、本末転倒かと。
 ほんの少しのさじ加減。
 ふわふわとしたまま終わる、そんな選択肢もあったと思うのですよ。