男子中高生のアタマを具現化?「ヘヴィーオブジェクト」
オブジェクトにやられる味方は軽いし、やり返そうとする主人公たちも軽い。
絵柄の軽さにも拠るのだろう。
が、メインキャラのセリフ回しの軽さも、見逃せない不味いポイントだ。
オブジェクトは「巨大」というより、中途半端な大きさだ。
「デス・スター」くらいあれば、別の無敵感が出て説得力あるが、見た印象で最初から「なんとかなるかも」と思わせてしまう。
それだけに、上述の通りやられ続ける大人たちに微妙感がつきまとうし、オブジェクトと倒した主人公たちに感情移入出来ないのだ。
セリフ回しは軽妙だが、彼ら年代でそのセリフと言うか?と思うこと多い。
何か、アタマの中でクリア出来ると踏んだ課題にだけ取り組む、イマドキの中高生を見るようだ。
尤も、電撃文庫の読者層はその年代を想定しているので、ピッタリはまっているのだとは思うが、それを見せられても、オジさんたちはピンときません。
円盤は売れないだろうけれど、種は蒔いたって感じカナ?
...よって、視聴中止なのであった。