「夏のあらし!〜春夏冬中〜」

 本作は、春に放送された「夏のあらし!」の分割2クール後半だった。
 春の第一クールは話が詰め込まれた感があったけれど、「夏のあらし!春夏冬中〜」の方はストーリー性は薄かった。
 前半が上賀茂潤の男装ネタ,中盤はマスターが腐らせたものを何とかするタームトリップで繋いで、話が動くのは最後の数話。
 2クールで通しで作れば全体のバランスを整えられたと思うのだけれど‥。
 
 少し不満がありつつも、視聴を継続したのは、潤役小見川千明が序盤で奮闘してるのが面白く、各回に馬鹿馬鹿しいオチがついていたからだ。
 一話区切りで、心置きなく笑って見れる、これもありだ。
 
 悪く書いたが、比較すると‥、昨年秋に放映開始したアニメは、「とある科学の超電磁砲」が断然も、それ以外は不作。
 「夏のあらし!春夏冬中〜」、終わってみれば、このクールではかなり上の方に入ると入ると思う。
 先だって、きついこと書いた「聖剣の刀鍛冶」も、上の部類だと思っている。
 
 最後に、「こばと。」の時に、原作者がアニメに介入するとロクなことにならない旨を書いたけれど、小林尽が脚本・絵コンテを担当した回は面白かった。
 これは、書き残しておいた方が良いかな。