「バカとテストと召喚獣」その弐
「ef - a tale of memories.」シリーズで見られた、濃厚で時の移ろいを表現する色彩表現や,実写のようにカメラの画角を意識したアングルが、「バカテス」ではほとんど消えている。
屋上のシーンだけが例外。
それ故、屋上のシーンが様々なキッカケとして使われている。
「ef - a tale of memories.」と「バカテス」の間に、大沼心監督が「化物語」「なでこスネイク」のOPに参加した影響が、色彩表現が変化した理由のひとつにあると思う。
象徴的なこととしてここに書いているが、デジタル放送やBlu-rayを前提とするならば、淡い色やアナログで難しかった色遣いもOKだ、ってことを、ここから持ち帰ったのではないかなぁ、と。
今のところ、そんな感じで色彩を考えているのは、新房監督と合わせふたりだけの様子。
今年の春に始まったアニメは、半分も見始めていない時点だけれど、少ないと思う‥。