「とある科学の超電磁砲」その弐(まとめ)

 ソフトは発売される前にこんなことを書いたから、それ以外のところを。
 後半は、サブキャラクターの設定を掘り下げる一話完結ものと,美琴と黒子の大立ち回りを見せるための「乱雑開放」編の、ふたつのオリジナルストーリーで構成。
 このプロットの作り方は、よかった。
 一話完結の部分は、終われば元の位置に全て戻るので、見逃しても安心。
 「乱雑開放」編は、最後の二話のアクションシーンが見どころ。
 メイン四人の能力の使い方も、原作より練り込まれており、素晴らしかった。
 
 アニメで外伝であるところの「とある科学の超電磁砲」が「とある魔術の禁書目録」を超えてしまったのは、前に書いたことに加え、明るい描写を心がけたことも大きいと思う。
 「オフ」の時にはギャグ要員になるのだけれど、「オン」の時はが一貫してぶれない立場を通し扇の要として機能していた、白井黒子が印象的でもある。
 これ、黒子の中の人(新井里美は)、演じるのが相当大変だったハズ。
 
 「とある魔術の禁書目録」の方は、ほぼ二期の制作は確実だろうが、身内の外伝が最大の敵と言うか比較対象となるので、これは難儀な取り組みとなるだろう‥。