「バカとテストと召喚獣」その壱
画面構成と色彩感覚へのこだわりで異彩を放った「ef - a tale of memories.」シリーズの、新房昭之の分派、大沼心が監督。
シリーズ構成を担当した高山カツヒコ共々、「ぱにぽにだっしゅ!」などでシャフトのポップな作風を支えてきた人なので、このタイプの原作はやりやすいけれどやりにくかったのかなぁ、と思った。
演出の振り幅を大きくすれば「ぱにぽにだっしゅ!」風になってしまうので*1、前半は被らぬよう、とりわけ抑え気味に始めた印象がある。
終盤になると、吹っ切れたようなところを時折見せてくれたけれど。
否定的な意見が多い(特に、二期決定が明らかにされてから)、原作からより抜いて構成されたストーリーは、僕は、13話で良く話をまとめられていたと思う。
今でも、Blu-rayを購入するか悩んでいる作品。
「画面構成と色彩感覚」については、その弐でする予定。