「週刊コミックバンチ」休刊の件

 他誌の方が落ち込んでいるように見えるためか、当地のコンビニや駅売店では存在感を増している感触を持っていたので*1、MSNのトップにこの記事を発見した時は、素直に驚いた。
 言われているように、一時期「北斗の拳」外伝だけで三作も掲載していたり,今は時代劇に凝り固まっている*2など、編集方針が極端で、ついて行きにくいところはあった。
 
 しかし、僕は、他に原因を求めている。
 
 「週刊コミックバンチ」を編集するコアミックスは、「週刊少年ジャンプ」に以前掲載していた漫画家及びその弟子筋には優しかったが、外様に冷たかった。
 知る限りで、軌道に乗りかかっている作品にもかかわらず不可解な掲載打ち切りをしたことが何度か(ふがふが)。
 求めていた方向性と違っていたからかも知れないが、上昇気流に乗りかかったところを「自分でおりてしまった」ように思う。
 
 新たな漫画誌を創刊することを模索するらしいが、10年前と相当環境が異なるので、週刊誌は難しいだろうなぁ。

*1:地方都市へ出張すると、KIOSK以外で見つけるのは難しかったことも、また、事実である。

*2:数えてみたところ四作平行しており、しかも二作は時代や登場人物が被っている。