国民的アニメとなったと思うのに?「ケロロ軍曹」

 このようなタイトルの書き方になったのは、6thシーズン最終話「タイムカプセルの夜」で一区切りをつける形となっていたから。
 各シーズン最後に区切りをつける物語を挿入するのは「ケロロ軍曹」の常だが、今回は、今まで放映した全体に区切りをつける体となっている。
 
 「ケロ0」とか「武者ケロ」などお世辞にも出来が良いとは言い難い話を挿入したり,放送時間を転々とさせられる悪条件の中、テレビ東京角川書店としては広い層に支持され続けたのは、初期に於ける佐藤順一が決めた枠組みの素性が良かったことが大きいと思う。
 一言でまとめると、どのキャラクターの行動原理も「誰かが(何かが)好き」から始まっているのだ。
 「嫌い」からではない。それが、ポイント。
 
 放送時間を15分に短縮される理由は知る由もないが、一話は冒険するといった作品制作の自由度は減ることになる。
 視聴率では、アニメの中でベスト10を伺うところに常に位置していただけに、この「改革」には疑問符がつく*1
 そんなことも含め、制作スタッフは一区切りの物語を作られたと推察する。
 
 一話から見ていた者にとっては、残念だ。。。

*1:ちなみに、15分に短縮されて以降、過去この時間帯に放映されていた時と比べ、今のところ視聴率は低下傾向にある