下ネタ十余年は伊達ぢゃない「かってに改蔵」上巻

 ハイ、「2010年代女の子といっしょに見れないアニメ」第一位が確定 (^^;)
 エロイのではなく、下ネタなんですな。全編「ちんこ」の連発。
 ぱんつも見えないことはないけれど、ちんこが前面に押し出されています。
 それをアニメ化されても嫌みにならないところが、画業二十年のうち十余年を下ネタに費やしてきた、久米田康治の真骨頂と言うべきですな。
 下ネタ方面に無駄に動画のパワーを割いているアンバランスさとか、原作にない小ネタの追加*1など、良い方向へスタッフが暴れているのも気持ちよい。
 
 ネタ(だと思う)でキャストの皆さん「目指せ、地上波!」とおっしゃってるけれど、この内容で、それは無理っす。それは知ってる。
 スターチャイルドには、この毒気を損ねず長く続ける手段を検討願いたい。
 
 新装版11巻付属のドラマCDからキャストは横滑り(OVA前提のキャストだから)なのだけれど、多くのキャラが良い方向へ修正されている。
 斎藤千和の坪内地丹に僕は不安を覚えていたが、いや、お見事でした。
 
 あと、豊崎愛生さんは、キャラクターの方向は違えど、彩園すずとか「べるぜバブ」のようなクール系の方が、声が通る。より合っているように思った。
 ファンの需要は違うと推察する。でも、敢えて。

*1:もしかすると、アドリブなのかも知れないけれど、それならば、計算されすぎている気がする。