久々の聴かせるアニメ「異国迷路のクロワーゼ The Animation」
自分で書きつつ「聴かせる」との表現が、ピタリとはまっていると思う。
音楽が美しく上品でステキ。さらに、役者さんたちの声もスッと入って来る。
リラックスして見れるのだけれど、何故かAVアンプを通して聴きたくなる。
佐藤順一音響監督+FlyingDogは、「ARIA The ANIMATION」と同じ。
音ばかりでなく、美術設定も素晴らしい。今年で言えば「GOSICK」と双璧。
惜しげなく才能をぶち込まれている*1にも拘わらず、少々残念ことが二点。
ひとつは、今ひとつ〆が決まっていなかったこと。
いや、無理繰りシリアス展開に持って行き、話を盛り上げる必要はないんだが、猫の件で切るのはあまりに中途半端だった。
カミーユとの因縁辺りで引きを作りつつ終わっても、問題なかったかな?
二点目は、湯音のキャラクターデザインが、残念な方向に変えられたこと。
実際には他のキャラクターも同様に触られているのだが、湯音は黒髪で光彩も黒のため、特に変えられたことが目立つのだ。
なので、「原作の方が良かった」と見るたびに思わされてしまうのですな。
これは、勿体ない。
不満の方が文章量が多くなってしまったが、概ね良作と言えるでしょう!
ソフトは売れていないようなので、続編の期待が出来そうもなく、残念だ。
*1:雰囲気のいいアニメーションなのに、綺麗な表現を出来ず、全く持って申し訳ない。