笑いにシフトした構成に好感「ゆるゆり」

 百合など...その...同性愛的なものが苦手な僕にとっては、このようなテンションの「ゆるゆり」は好みだ。
 いい悪いの軸ではなく、好きか嫌いかと問われると「好き」、なのだ。
 実際は百合の部分が大きなウエイトを占めているけれど、笑いの中にそのエピソードが挟まれている作りになっているあたりとか。
 原作のエピソードを切った貼ったして構成しているのだけれど、まったく無理を感じられず、マルだった思う。
 なもり絵の可愛さを損なわずに動かした、動画工房およびその他作画に関わった方々にも拍手を送ります。
 
 娯楽部四人の声を新人声優があてているので、若干の不満はあるものの、「登場人物のほとんどが中学生」との設定故、その稚拙さも許される範囲にギリギリ収まっているところ。
 終盤の歳納京子無双は、中の人に負担が大きすぎる気はしたが、ご愛敬。
 
 「みつどもえ」一期を原作のママやり過ぎて一般受けしなかった太田雅彦監督、今回は、捲土重来を果たしたと言えるでしょう!
 きっと。