「ロウきゅーぶ!」

 資金やマンパワーがあって,それでもこの方向が守られるのなら、もっと良くなる可能性があると思われた一作。
 ロリコン発症アニメとして一部の紳士たちに認知されてしまった様子だが、実は、バスケットボールの部分も実にキチンと良くて来ているのだ。
 いくつかの描写から、原作の蒼山サグ氏は、バスケ経験者だと推察する。
 また、原画/動画はバスケットボールの場面では*1、「SLAM DANK」をも上回るそれらしい動きを、プレイヤーがしたりする。
 実際のプレイを、相当丹念に分析して描いているんぢゃないだろうか?
 対男バス戦の昴君の采配とか、硯谷女学園戦のインサイドアウトとか*2 バスケ経験者ならニヤリとしてしまう場面だよね〜。
 
 先にも臭わせたけれど、残念なのは、日常パートでは、たまにギャルゲーの一コマのような止め絵になってしまうこと。
 ここを動はせるお金とマンパワーがあったら...と僕は思うのだ*3
 
 バスケットボールに一家言ある人と一緒に見ると、さらに面白いと思う。

*1:実は、「では」になっちゃうところが、勿体ないのだが。

*2:ただ、小学生のしかも女の子にダブルクラッチは出来ないと思うけれどな!ご愛敬か。

*3:この止め絵がロリコン発症のトリガーとして計算尽くの仕掛けだったら、それはそれで、また高等戦術なんだけれど、流石にないだろう。