そして羽美が狂気へと走り出す「かってに改蔵」下巻

 全て見終え、上巻は改蔵,中巻は地丹、下巻は羽美がテーマのイメージだ。
 タイトルの通り、下巻は後期の羽美なので、純粋なキタエリファンにはお勧めしかねる仕上がりとなっている*1、っつーか、マジ恐い。
 
 付属パンフレットにも書かれる通り、上巻,中巻の良く動く「かってに改蔵」ではなく、この巻はアニメ版「さよなら絶望先生」と似た演出が施されている。
 改蔵後期と絶望先生は似た雰囲気*2のため、そうすべき判断されたとのことだが、僕は中巻のテイストも残していただいた方が、羽美のアレなところを出すには、良かったんぢゃないか?と思う。
 
 ネタバレとなるので、見たくない人はここでブラウザを閉じていただきたい。
 
 原作のエピソードは使っているが、終わりは原作の最終話ではない。
 「かってに改蔵」が、再度映像化される可能性を残した終わり方である*3
 4,000の購買勢力をどう見るかなのだろうが、良い知らせを、期待半分程度で、待つこととしたい。

*1:一周回って、これがいいと感ずる人もいるかも知れないが、メインストリームではなかろう。

*2:特に、最近の「さよなら絶望先生」原作はその傾向が強い...

*3:泊亜留美をギリギリで登場させる(しかも、そのために明坂聡美さんを新たに投入している)など、引きを作っている。