「男子高校生の日常」

 「スクールランブル」や「宙のまにまに」など、高松信司監督の学園ものは、アタる印象がある。
 このリストに、「男子高校生の日常」も加えられると思う。
 
 高校生なんて自分たちが思っている以上におバカである。この面白さは、高校生や大学生にはわからない、もっと歳がいった人間が持つものなのだろうなぁ、とは思う。
 なので、ネタはどの時間帯でも問題ないんだが、商業的に放送するのは深夜となってしまうのだろう。
 
 モブキャラクターまで女の子はかわいく描くのが主流の現在に於いて、原作通り*1女子はほぼのっぺらぼうで表現されているのが特徴的。
 これを含めて、タダクニたちを生かすも殺すも作り方次第ということで、監督自ら脚本,音響監督をこなす獅子奮迅ぶり。
 キチンとその出来はアニメーションに反映されていると思うのだが、ソフトの売れ行きは残念ながら「?」である。
 せめて、漫画の単行本は売れ行きが上がって欲しいと思う次第である。

*1:これも、異端だが。