悲しきボンズの無駄遣い「エウレカセブンAO」
独立国家沖縄の日本や中国との領有権争いとか,沖縄自衛隊とか,日本軍とか、未来を描くことを標榜している割に、反(現実の)日本社会を伺わせる作りとなっている。
前作「交響詩篇エウレカセブン」にも同じような描写はあったし、話を拡げると「BLOOD+」や「DARKER THAN BLACK−黒の契約者−」にもあらわれていた、MBSオリジナルアニメーションで希に見られる反日教育的なものが垣間見えるのだ。
このところ少しは病気が治ったかと思ったけど、ちょっと他の作品が売れたら、調子に乗って再発したというところか。
他にも、主役とヒロインの演技力が揃って今ひとつだったり、微妙なところはいくつかあるんだが、上記の思想的な問題がこれより大きな影となり覆い被さっている。
ボンズには、こんなのやってるのなら「SOUL EATER −ソウルイーター−」の続編とか、もっと持てる力を発露できるアイテムを手がけて欲しいところだ。
お仕事として「エウレカセブンAO」のようなものの方が、お金は入ってくるのだろうが、魂まで売らないでいただきたいところである。