HJ文庫枠としては格段の進歩も「はぐれ勇者の鬼畜美学」

 HJ文庫のアニメーション化を密かにwatchしているものとして、こう、何というか、メディア展開の質が徐々に向上して行っていることには、敬意を表します。
 後発として、良く前に進んでいると思うのですよ。
 
 音響とか,役者さんの選択から演技に至るまでの構築とか、そういったものは、既に前々回投稿している「カンピオーネ!」よりも上にある。
 作画のクオリティーだって、バッチリ今の水準には達している。
 
 今ひとつ,そして絶対的に足らないのはストーリーを纏める力、詰まるところ、監督とシリーズ構成の力が及んでいないところかと。
 根本的に見れるものになるかないかのキモはそこであり、今回はまだその域に残念ながら達していなかったと思う。
 
 企業の体力に依るところもあるだろうから、有名な監督や有名な脚本家をポンと持ってくることは難しいかも知れない。
 ただ、名前はそこそこで出来は今ひとつの人を連れてくることはあるまい。
 だから、今一歩進むのには、独自に見つけ出すしかないのかなあとは思う。
 頑張って下さい。