「LUPIN the Third −峰不二子という女−」

 まさか夏クールの「視聴を止めたものリスト」へ、コレが早々に加わるとは予想していなかった。
 恐らく、2012年夏クール*1で最悪のひとつになろう。
 
 「ルパン三世」アニメーション化40周年といったお題目は兎も角、これはテイストや劇伴などを一新するまたとないチャンス!*2だった、だったハズなのだ。
 しかし、実のところ何も出来ていない。
 
 峰不二子は、ファーストのOPにある「謎の女峰不二子」の解釈が妥当。
 そもそも、原作の「ルパン三世」に於いてはいい女を総称する記号として扱われている程度で、彼女について一貫性はない。
 謎をアイデンティティーとするキャラクターから、「ルパン三世」を切り取ろうって言う発想自体に、無理があったのだ。
 
 せめてもの救いは、毎回の乳首サービス以外にも、絵柄は過去の作品になかった色気がメインのキャラクターたちにあったことだろうか。

*1:関東では放送が早かったらしいが、当地では2012年夏の番組である。

*2:テレビスペシャルは、いまだにセカンドシリーズを引きずっているからねえ。