「となりの怪物くん」

　このクールの女性向け漫画原作な三作では、「少しだけ設定が格好良すぎやしない？いろいろと！」ってところがあって、下に評価していた「となりの怪物くん」だが、見終えてからの印象は、一番良かった。
　
　各キャラクターの立ち位置のバランスが良かったり、シナリオの進め方，緩急（時間の使い方）が絶妙。
　これに、以前も書いた戸松遥の演技が、いい味わいで効いているのだ。
　種崎敦美さんの夏目も最高！、寺島拓篤さんのヤマケンも最高*1！
　
　それでも、大島さんは、別格（笑
　「戦い」に負けるとわかっていて挑む女の子、僕は好きなのだ。
　眼鏡スキーでもあるので、依怙贔屓である。
　
　...それはそれとして、原作の美味しいところを無理に拡げたりせず，声優さんに「売り」のタイプの声をほぼ使わせずここまで持っていった、鏑木ひろ監督の手腕、相当です。
　しかしながら、この手の良作をアニプレックスが作ると、ソフトの売上がついてこない、極めて残念な現実が...
　飽きずにやってくれているので助かるけれど、慈善事業ではないのだから、いつまで辛抱がきくかが心配であったりする。

*1:流石、キング・オブ・親友の友人キャラ＆ライバルキャラだゼ。