「PSYCHO-PASS」の終盤がどうも...

 この世界観,敢えて萌えないキャラクターデザイン、そんな設定等は万全。
 公安局まわりの人間関係の描き方,そこへの犯罪の絡ませ方が巧みで、本編は、かなり引きつけられる仕上がりになっていた。
 
 だが、農作物プラントへ舞台を移した終盤だけ、俄然、作りが怪しいのだ。
 舞台の転換が乱暴なら、長台詞で自分語りを始めるメインキャラクターたちの変わり様も、この作品のスタイルから外れてる。
 もともと虚淵玄氏って、短く強い台詞の交換で物語を構成するのに、ここは一体どうしたのだろう?
 そこまで演出の方針を変えたのだから、何か伝えたかったのだと推察するんであるが、僕には、一向になんだったのかわからない。
 困ったものだ。。。
 
 上に「本編は」と書いたが、OP, EDはの曲の酷さは突出している。
 ノイタミナの伝統芸ではあるのだが、もう、タイアップは諦めていいのではないかな?あと、supercellの起用とか。
 
 いろいろ書いたが、総じて、お勧めのアニメーションではある。
 締めは「予定調和」と言われればそれまでだが、綺麗にまとまっていた。