「イクシオンサーガDT」

 ローンチされる前のゲームの販促に作られたのだけれど、原点を無視して、好き勝手に作られてしまった一品。
 
 ただ、どうなのだろう?
 放送途中から挿入されるようになった「イクシオンサーガ」のCMを見ていると、そのままアニメーション化していたら、ただの雰囲気が格好いいだろ?的出来上がりになって、見る気が失せていたのではないかとも思ったりする。
 
 高松信司監督らしい、お下劣も含め何でもアリ,横道にもそれまくりの内容なんだが、それでいて「気になってしまう」辺りの作りが上手い。
 インコグニートを完全に道化として使ったのも、思い切りが良かったかと。
 ゲーム世界から帰ってくる〆も、彼方此方暴れまくったあとの後なので、正面切ってやったらクサイ印象となったであろうモノも、納得性が出たのだと思う。
 
 突っ込みどころ満載のOP, EDは、もはや反則で、これ一回しか使えないであろう飛び道具である。
 これは良しとしても、変にフォロワーが出ないことを祈りたい(いい意味で)。