古きテイスト。だが、それがいい「COPPELION」
10年弱ほど前のアニメーションってこんなのが多かったたよね」と回想しつつも、素直な目で見れた、安定した作品。
シンプルなストーリー展開がマルだ。
コッペリオン達も良かったが、脇を固める方々は、それを上回る充実した演技だった。
イマドキのアニメーションと比較すると、萌え具合が足りないとか,作画の緻密さが不足してるとか,タマに作画の乱れがあるとか、指摘したい箇所が満載ではあった。
それらを嫌うのは自由だが、そのフィルターをかけるのは勿体ないと思う。
...ひとつ残念だったのは、「放射能汚染」は「汚染」,「原発事故」は「事故」と表現がぼやかされることによって、コッペリオン達の立ち位置まで不明瞭となってしまったことだ。
ご時世から、福島第一原子力発電所事故への配慮と推測するが、この作品でそれをする必要があったのだろうか?
甚だ疑問である。