「鬼灯の冷徹」

 最初にキャラクターデザインを見たとき、「これは原作と違う」印象だった。
 で、上手く料理できないのではないか?との懸念が生まれたのだ。
 しかし、それは良い方向に裏切られた。
 萌え路線ではないので大きく受けることはなかったが、快作だと思う。
 
 架空の世界を、地獄を軸に有機的に結合する世界観をキッチリ踏襲。
 ネタは、映像表現になることを踏まえた膨らませ方を仕込んでおり、原作の味を損なわない味付けになっていた。
 
 キャスティングも、決して「受けが良い」方向ではなかったが、演技力は確かで、破綻や疑問符がつくところなくやり終えた。
 ここも、高く評価したいところ。
 
 こういうのは、続編とか,オリジナルでも2期をとか、せめてOADでも*1を期待してしまうんだが、どうだろう?
 製作が、「進撃の巨人」のWIT STUDIOなので、講談社的にもそちらが優先されそうで、遠いような気はするのだが...
 一考はお願いしたいところだ。

*1:講談社だし、そういうあくどい商売はお得意でしょう ^^;