絶対タイトルで損してる「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

 原作からタイトルが「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」なのだから、逆らいようないところではあるけれど、カッコイイ横文字タイトルが与えられていれば、ヒロインたちの魅力から、もう少しはパワーを持てていたかも知れない。
 勿体ない。
 
 異世界と、左巻の方々は忌み嫌う自衛隊を(それなりにリアルに)邂逅させるテーマは、現在の日本の国防などを考えるに、興味深く繊細なテーマだ。
 本作の異世界側は、攻め込んでは来たものの、組織が脆弱で確固たる決め手がない。
 体制を整え直した自衛隊側が圧倒的優位で、豆腐に対峙するような繊細な対応を求められてくるところがキモだ。
 
 それだけに、ロゥリィ*1などが最初から伊丹についてしまうとか、バランス的にどうよ?と思ったりもするが、自衛隊の兵器や装備など、テレビのアニメーションとしては十分にリアルな作画などに免じ、許してあげたい。
 
 2期に向け、原作続く中、どうまとめ上げるかが今後の焦点となろうが、本作が作り上げたバランスから、失敗することはないと信じたいところだ。

*1:また、種田梨沙サンか!