「To LOVEる−とらぶる−ダークネス 2nd」

 月刊誌連載になり原作のストック確保が容易でないとは言え、もうないと思っていた「ダークネス」が、約3年ぶりにアニメーション化された。
 このシリーズをより良い方向へ導いた大槻敦史監督が、続投。
 そして、シリーズ構成も担当された。
 原作の意をより汲んだ、ラッキースケベだけでないものに仕上がっている。
 
 「To LOVEる−とらぶる−」から数えると、約7年。
 この間、この手の深夜アニメが、ほぼキャストを変えずに来れていること希。
 当時は「足りていない」と思わせるヒロイン格の声優さんが散見されたが、皆さん、当時以上のパフォーマンスを見せているのが素晴らしい。
 
 既に、原作は収束に向かうことが伝えられており、「To LOVEる−とらぶる−ダークネス 3rd」の可能性は低いと思うが、一時代を築いた漫画のアニメーション化,それも(たぶん)最終作にして再考のデキを、是非、未見の方は試していただきたい。