高いレベルは持続できなかったが「赤髪の白雪姫」(2ndシーズン)

 「一期」はかなり見せるモノとなっていたように思うが、二期では少々ペースダウン。
 ヒロインが、テンプレートなお姫様扱いされてしまい、芯があり且つ自立している性格がぼかされてしまった。
 利害関係複雑になり、整理してもしきれない状態になってしまった部分も、微妙にマイナス要素だ。
 
 登場人物は、どちらのサイドも根は悪くなく、石田彰サン演じるイザナ以外は大団円と理解していいだろう。
 この辺りは予定調和ではあるけれど、その過程を楽しむのが「赤髪の白雪姫」の本質であり、何らマイナスではない。
 そこは、十分堪能できるものではあった。
 
 美麗な背景と妥協のない動画,適切な音響は、ボンズならでは。
 少女漫画原作としては、男性も十分楽しめる作品だった。
 本投稿ではネガティブな要素を連ねたが、未見なら、シリーズ通しての視聴を「強くオススメ」したい一作だ。