詰まるところ竜頭蛇尾「おそ松さん」

 頂点は、パロディーが行きすぎ「やらかした」第1話。
 これが問題になって以降、萎縮したためか「しょうもないネタ」が多くなり、笑えない場面が多数。
 当たり外れが大きいではなくて、小当たりと大ハズレの繰り返しとなり、あとは男性声優陣の人気頼みに。
 
 もとより「WORKING!!」のように男性声優人気に「も」頼った企画ではあったと推察するが、「おそ松さん」の当初の本質はパロディーであり、そこの行き先を失った時点で「試合終了」だったのだろう。
 六つ子の性格分けなど、一部ではまことしやかに語られたが、正直申し上げて、(作る側のこだわりは必要と認めつつも)そこ迄掘り下げるほどではない。
 片翼をもがれたものは、失速して行くのみである。
 
 まァ、最後まで視聴したが、「お好きな方はどーぞ」くらいで。