サテライトがマクロスFの貯金を吐き出す勢い

 「バスカッシュ!」で、監督とチーフアニメーターを降板。
 フランス人クリエイターも参加して、「話題」のアニメーションのハズだったのだが*1、どこかで制作進行上の歯車が狂ってしまった模様。
 こういう話が表に出ると、DVD等の販売で回収するビジネススモデルを成立させるのは、難しくなってくる。
 後継が、相当に頑張らない限り。
 「らき☆すた」と言う例外はあるが*2、アレが売れたのは熱病みたいなモノだと思う。
 
 バスケットボールが漫画,アニメと相性が悪いので地雷臭はしたけれど*3、「バスカッシュ!」はまだ未見故、僕の評価は保留としておく。
 
 さて、サテライトは、今クール、平行して「グイン・サーガ」も制作している。
 こちらはかなり視聴が進んだので言えるが、脚本の出来が酷い。
 絵で説明できるものはそちらに任せ、登場人物に説明的な台詞でいちいち言わせるな、と。
 小説を映像化する場合の、最重点項目でしょう!
 その辺の詰めが甘いため、作品全体を俯瞰するとテンポが悪く、視聴していて作品世界に入り込む感じになれないのだ。
 で、これ、NHKBS2で放送されているけれど、NHKがメインではない(推測だが、アニプレックスとかサテライトなどが出資の中心?)のだ。
 この出来の悪さだと、「グイン・サーガ」の方でも手痛い目に遭うと思う。
 
 結局のところ、サテライトには、マクロスシリーズしかないのかも知れない。

*1:読売新聞とか毎日新聞で、ページを割いて取り上げられていた。

*2:確かに、初回から酷いデキだった。

*3:スラムダンク」は、超例外だ。