合言葉は勇気!「ソウルイーター」
OPの最初から、カメラをクレーンで吊って回り込み後を追いかける感じの長回し。
少々古い手法だが、あれだけ長く回し,実写では不可能なカメラ移動。
しかも、地デジの世帯普及率が半分に満たない昨年春に、16:9の上下をカット(いわゆるビスタサイズ)でOPの半分以上を作ってくるなんて、挑戦的ぢゃないか!!
一部では棒読みと言われたマカ=アルバーン役の小見川千明も、さぐれた雰囲気を持つヒロインに僕は合っていたと思う。
シリーズ構成の大和屋暁は、ペースの緩急をうまくつけ、必要な局面ではスピード感を優先し原作の設定説明を圧縮するなど、*1、とても良かった。
マカの目が感情を表に出したように見えるときも常に腐った魚のようなのに、最後の最後で目の色が変わる*2など、キャラクターの設定も「どう終えるか」を想定し、きちんと作られていたと思う。
ボンズに限定するのではなく、一年を通した放送された作品としては、「鋼の錬金術師」以来の快作。
DVDは資金的に購入できなかったが、Blu-ray BOXを期待したいな。