始まりよりも終わらせ方が難しい

 一般論として、そうなるよね。
 漫画なら人気がなければ打ち切られるし、人気が出れば引き延ばされるし。
 「ドラゴンボール」は、何故七つ集めたところで終わらなかったのか?とか、当時とても奇異に感じた記憶がある。
 
 で、お題は、アニメ版「スキップ・ビート!」。
 それ程思い入れがある作品ではなく(失礼!)、本当のターゲットであろう「花とゆめ」読者層にどう思われていたか知らないのだけれど、僕には、気を抜いて見るには丁度良い作品だった。
 「図書館戦争」の主役が今ひとつしっくり来なかったこともあり、井上麻里奈メインの作品は当面興味が湧かないかな?と思っていたけれど、これは合っていた。
 
 当然 (^^;) 原作未読なので推察でしかないのだが、ウザイくらいに最上キョーコ(=井上麻里奈)で押すことに徹したのは、正解だったと思う。
 本当にウザかったしw
 シンプルで、素晴らしい。
 
 前回書いた、技巧入りまくりの「ソウルイーター」とは対極だね。
 
 それだけに、原作が連載継続中なのはわかるのだが、「俺たちの戦いはこれからだ」的終わり方は、勿体なかった。
 原作を消化するペースや設定の矛盾が生じないようにするなど、しがらみがあったのかも知れないけれど、『月籠り』の話には入らず、スパッと話を切った方がすっきりしたと思う。
 
 全話見終えてこそ書ける意見で、なにか偉そうだけれど。