「11eyes」は所謂販売促進ものなのだけれど

 エロゲーPSPへ移植するにあたり、作品の知名度をあげるために作られた、ということで、それ以上でも以下でもない。
 ただ、スルーせずに書いておきたいと感じたことがあったので、それを。
 
 「11eyes」は、音響で細やかな配慮がされているのだ。
 左右の音の割り振りは勿論*1、手前で話しているかまたは奥かで台詞の音量を段階的に変えていたり、効果音やBGMも今時の性能に不満が残る薄型テレビのスピーカーに合わせチューニングされている様に思う。
 高音質とは異なるが、2chのテレビで視聴していて、必要な音の情報がキチンと耳に入ってくる心地よさがある。
 
 音響監督(岩浪美和氏と言うらしい)の力によるものなのか、下のスタッフによるものか、外からはわからないが、今後マークしておきたいと感じた。
 昨年の作品では「かなめも」や「宙のまにまに」を担当されており、さもありなんと言う気がする。
 「生徒会の一存」も、それに加わっている点は合点がいかないけれど。

*1:ステレオなのに、それさえも出来ていない作品も多いのだけれど。